このウェブサイトでは 「あかつき」科学データアーカイブで公開されているデータ(FITS, NetCDF)を「検索・閲覧」「管理」ができます。

検索・閲覧

検索

閲覧したいデータの検索が行なえます。日時、フィルター名、その他いくつかの条件でデータを絞り込むことができます。

L2データ一覧

Level2 のデータを一覧表示で見ることができます。

L3データ一覧

Level3 のデータを一覧表示で見ることができます。

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お気に入り

ユーザー登録をしていただくと、記憶しておきたい「データ」または「検索条件」をお気に入りとして保存しておくことができます。ユーザー登録は右上の「ユーザー登録」ボタンから行えます。また、「お気に入り検索」ではユーザーが「public」に指定した検索条件の一覧を見ることができます。

ダウンロード・GIF画像生成

一覧表示または検索結果のページにて、必要な画像にチェックを入れて「ダウンロード」ボタンを押していただくと、L2データでは「FITSファイルとJPEG画像」、L3データでは「netCDFファイルとPNG画像」データがダウンロードできます。また、「GIF画像生成」ボタンを押していただくと、GIFアニメーションがダウンロードできます。一度に選択できるのは10個までです。


あかつきで使用しているカメラの概要

UVI (紫外イメージャ) IR1 (1µmカメラ) IR2 (2µmカメラ) LIR (中間赤外カメラ)
雲の形成に関わる二酸化硫黄や、紫外線波長で吸収をもつ未知の化学物質の分布を紫外線で捉えます。また太陽光に含まれる紫外線が金星の雲で散乱される際の濃淡の模様を追いかけることで、雲頂高度での風速分布を調べます。 金星の雲の下や地表付近まで透視できる1µm付近の波長を利用し、異なる波長の赤外線の強度を比べることで、下層大気の雲の動きや水蒸気の分布、地表面の鉱物組成、また活動を続けている火山の有無などを調べます。 金星の雲の下まで透視できる2µm付近の波長を利用して雲の濃さ、雲粒の大きさ、一酸化炭素の分布などを観測し、下層大気の流れや雲の出来方などについて調べます。また金星到着までの間に黄道光を観測し、太陽系内に広がるダストについて調べます。 波長10µmの赤外線で雲の上端の温度を観測します。雲頂の2次元的な温度分布から雲層上部の波動や対流活動、昼夜にわたる雲頂高度における風速分布を調べます。
詳しくはあかつきプロジェクトの 「探査機を知る」 「金星大気の観測」 をご覧ください

プロダクトレベルの定義

Level 2 (l2b, l2c) Level 3 (l3b, l3bx, l3c, l3cx)
Level2 (L2) データは、較正済みデータ (FITS形式の物理量) を意味します。LIRにおいては、較正にフード温度を使用していないデータは l2b で、使用しているデータは l2c です。IR1においては、較正に欠損箇所におけるスミア量の推定がないデータは l2b で、推定があるデータは l2c です。 Level3 (L3) データは、l2b および l2c から派生した較正済みデータ (NetCDF形式の等間隔緯度経度グリッドでの物理量) を意味します。較正に視線方向を修正したピクセル中心における幾何情報を用いていないデータは l3b と l3c で、使用しているデータは l3bx と l3cx です。

開発関係者

プログラム製作

村社光誠, 松江工業高等専門学校, (2018-4 ~ )
大森一輝, 松江工業高等専門学校, (2017-4 ~ 2018-4)
青木拓海, 松江工業高等専門学校, (2016-4 ~ 2017-4)

監修

村上真也, 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
杉山耕一朗, 松江工業高等専門学校